【大学入試改革と中学入試】全統小、早稲アカの父母会での気付き
パパ塾挑戦中、ウクレレ大好きレレパパです。
早稲アカの父母会、どうだった?
※本記事の作成時点:長女(小3)、次女(年長)
長女は、今回(2022年11月)の全国統一小学生テスト(全統小)を、初めて早稲田アカデミー(早稲アカ)で受験しました。
受験会場を早稲アカに選んだ理由の一つは、僕が早稲アカでの父母会に参加してみたかったから。
父母会
父母会とは、子供が全統小を受験している間に、会場となっている塾の講師が保護者に対して行う説明会です。
内容は主に「中学受験の近況」や「自塾の紹介」。
今回、僕も初めて早稲アカの父母会に参加しました。
この父母会、僕にとって非常に有益でした。
早稲アカとしては不特定多数に向けて発信することを想定していないと思うので、父母会で話された具体的な内容は割愛します。
父母会での気付き
この父母会で、「中学入試は大学入試改革の影響を受ける」といった趣旨の話がありました。
以下、この話に対する僕の感想です。
「答えのない問題」が増加傾向
父母会での説明によると、近年、大学入試改革の影響を受けて、中学入試で「答えのない問題」の出題が増えているとのこと。
設問に対して一対一で対応した正解があるわけではなく、受験生一人一人の考え方に応じた正解があるような出題が見られるそうです。
これは対策を検討すべき。
効率的な勉強方法のセオリー
まず、効率的な勉強方法にはセオリーがあります。
その一つは……
学習すべき内容を有限化する
ということ。
何と何を覚えたらゴールなのかを早い段階で明確にする(学習すべき内容を有限化する)ことが重要です。
全体像を把握できていないと、今勉強していることの重要度や他の知識との関連性などが見えてきません。
また、覚えるべきことが有限化されていないと、これから無限に勉強が続くようなイメージを持ってしまい、モチベーションを維持することも難しくなります。
マラソンに譬えるならば、これから何kmの距離を走ればゴールなのかを知ることと同じです。
これから何km走ればゴールできるのかも知らずに走り続けることは苦痛ですし、効率的な体力配分もできなくなります。
このセオリーは、大学受験の勉強にも当てはまりますし、難関国家資格の勉強にも当てはまります。
一例として、東大受験で実績のある「鉄緑会」が早い段階で高校3年生までの先取りを終わらせてしまうことも、この「学習すべき内容を有限化する」というコンセプトに沿ったものだと思います。
難関国家資格を受験する人が利用する受験機関(LECとかTACとか)のカリキュラムも、最初の基礎講義で学習内容の全体像を学ぶように作られています。
我が家で先取り学習を重視している最大の理由も、この「学習すべき内容を有限化する」という点にあります。
なので、我が家では入塾時期(進学くらぶ開始時期)までに6年生までの「全範囲」を先取りする計画を立てているのです。
「答えのない問題」を解くための勉強は有限化できるか?
以上のとおり、効率的な勉強方法のセオリーが「学習すべき内容の有限化」である一方で、近年の中学入試問題の傾向が「答えのない問題の増加」。
これらは、一見すると相反する事象のようにも見えます。
答えがないということは、学習内容が無限になるのでは?とも思えます。
もしそうだとしたら、セオリーが通用しないこととなり、由々しき事態です。
有限化できる!
結論からいえば……
「答えのない問題」を解くための勉強も「有限化できる」
と思っています。
あーよかった(笑)
有限化できる理由
「答えのない問題」に対しても採点者は「正解」か「不正解」かをつけます。
つまり、採点者は、何かしらの「採点基準」に照らして、その解答が「正解」か「不正解」かを判定するのです。
そのような「採点基準」は、相当なレベルで明確に定められているはずです。
そうでないと、入学者の選別という中学入試の目的を達成することができません。
つまり、「答えがない」ように見えて、「実は答えがある」ということ。
要するに、いわゆる「答えがない問題」の「答え」は、「問題の模範解答」ではなく「問題の採点基準」だと言えるのではないでしょうか。
そこまで課題が明確になれば、あとは「設問から採点基準を精度良く推定する訓練」をするだけです。
無事、「答えのない問題」についても「学習すべき内容が有限化」されました。
ただ、このような訓練は独学では難しいかもしれません。
進学塾で経験豊富な講師に習うことが勉強の近道になりそうな気がします。
ちなみに、進学塾に通わないと対策が難しいのだとすると、学歴の経済格差を拡大させる方向に作用してしまうのでは?という気がしないでもありません。
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