【学習効率が悪そう…】デジタル教科書
パパ塾挑戦中、ウクレレ大好きレレパパです。
小学校の教科書が一部デジタル化されるらしいね。
※本記事の作成時点:長女(小3)、次女(年長)
文部科学省が教科書のデジタル化を推進しています。
≫ 文部科学省 学習者用デジタル教科書について(外部サイト)
文部科学省が推進するデジタル教科書とは、紙媒体の教科書と同じ内容をタブレット等で見ることができるようにデジタル化したものです。
学習効率は良くない
デジタル教科書は、紙媒体の教科書と比較して、学習効率は良くないと思っています。
それについて、前提として「学習とは?」という定義をしなければなりません。
僕が考える学習とは…
「知らなかったこと」を「知っていること」に変える作業。
学習により何か新しい知識を得るためには、ディスプレイに表示された文字や画像よりも、紙に印刷された文字や画像の方が適していると思っています。
なぜ紙媒体の方が良いと思うのか
では、デジタル教科書と紙媒体の教科書とでは何が違うのでしょうか。
それは……
紙媒体の教科書には「余計な情報」が多いのです。
余計な情報とは、例えばこんなこと。
◆ ちょうどページの変わり目に書かれていた
◆ 醤油をこぼしてしまった
◆ 隣の席の子に落書きをされた
こういった「余計な情報」があった方が、人間の脳は内容を記憶しやすいのです。
また、紙媒体の教科書には、こんなメリットもあります。
◆ 書き込むことができる
書き込む内容は、色々です。
もちろん付加的な知識を書き込むこともできます。
あるいは、歴史上の人物の肖像画に落書きをしたら、その人物の記憶が強化されます。
また、教科書をきれいに使いたくて丁寧に書き込んでいたのに、うっかり書き間違いをしてしまった!ショック!!ともなれば、その内容は絶対に忘れません。
というわけで、学習効率だけを考えたら、デジタル教科書を使うにはデメリットが多いようにも思えます。
パソコン普及時を思い出す
デジタル化・IT化を諸手を挙げて歓迎して、結局上手くいかなかった事例は多々あります。
例えば、パソコンが普及した1990年代には、電子化によって紙の消費量が減って森林伐採の問題が解決すると信じられていました。
ですが、実際には、ボタン一つで印刷できてしまうため「とりあえず印刷しておく」ことで、結局多くの紙を消費することとなってしまいました。
※本当に紙の消費量が増えたのか、エビデンスは持っていません。
デジタル化・IT化に関しては人類として歴史が浅いため、功罪を慎重に判断していく必要がありそうです。
とはいえ、使い方次第
以上のように学習効率の観点からはデジタル教科書にはデメリットが多いように思います。
一方で、デジタル教科書には学習効率以外の面でのメリットもあり、使い方次第ではあると思います。
例えば、視覚に障害のある子にとっては自動読み上げ機能は大きなメリットになりそうです。
学校の先生には、デジタル教科書と紙媒体の教科書とのメリット・デメリットを比較衡量(比較考量)し、最適なバランスで授業をしていただけたらと思います。
教科書を持ち運ばなくなってランドセルが軽くなったら良いね。
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