【学校説明会レポート】フェリス女学院中学校(動画配信)

中学受験情報の研究

レレパパ

パパ塾挑戦中、ウクレレ大好きレレパパです。

妻

フェリス女学院中学校の説明会、どうだった?

※本記事の作成時点:長女(小3)、次女(年長)

我が家では娘たちに通ってほしい熱望校があります。
その熱望校が本当にベストな選択なのか客観的に判断するために、色々な学校説明会に参加するつもりです。

そんなわけで、今回は『フェリス女学院中学校』の説明会(動画配信)を視聴しました。

説明会で特に印象に残ったことについて備忘を兼ねてまとめましたので、皆様に共有したいと思います。

レレパパ
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フェリス女学院中学校が熱望校なのかどうかは、すみませんが秘密です。

※入試日程などは必ず公式情報をご確認ください。

概要

説明会の概要は以下のとおりです。

◆ 学校   :フェリス女学院中学校
◆ 説明会名 :学校説明会
◆ 開催方法 :動画配信
◆ 開催日時 :2022年10月28日~11月28日

フェリス女学院中学校の基本情報は以下のとおりです。
※本記事の作成時点のものです。

◆ 所在地  :神奈川県 横浜市
◆ 最寄り駅 :石川町駅(徒歩7分)
◆ 募集定員 :180人
◆ 小学校内進:なし
◆ 高校募集 :なし
◆ 偏差値  :Y65

説明会の流れ

説明会は、以下のような流れで進められました。

① 校長挨拶 (7分間)
② キリスト教に基づく教育 (9分間)
③ 教養主義に基づく学び (7分間)
④ 進路指導 (10分間)
⑤ 生徒指導 (26分間)
⑥ 2023年入学試験 (5分間)
⑦ 2023年入学試験出願ガイド (8分間)
⑧ フェリスの1年スライドショー (1分間)

① 校長挨拶

はじめは、校長先生よる挨拶から。
学校の教育方針について紹介されていました。
印象に残った内容は以下の点。

◆◆◆

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校長先生

フェリスは自由な校風の学校だと言われます。

世の中の常識・偏見・風潮・流行といった、私たちを縛る力から自立することが大切、とのこと。

また、そのような外的な力だけでなく、内的な力(自己中心的な考えなど)からも自立することが、本当の「自由」につながるとのことです。

◆◆◆

レレパパ
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僕が通っていた高校と校風が似ているな、と思い、親近感が湧きました。

② キリスト教に基づく教育

続いて、「キリスト教に基づく教育」と題して宗教部長の先生から説明がありました。
印象に残った内容は以下の点。

◆◆◆

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宗教部長先生

修養会では、生徒どうしで深く話し合います。

中学1年、中学2年、高校1年のときの3回、修養会が行われるそうです。

修養会は、お互いの考えを分かち合ってお互いを認め合う機会となっているとのこと。

修養会は意見を統一することが目的ではなく、むしろ、人とは違う意見であってもそれを発言し、受け入れられるという経験をすることが大切とのことです。

◆◆◆

レレパパ
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意見の統一が目的(笑)である企業の研修とは違いますね!

③ 教養主義に基づく学び

続いて、「教養主義に基づく学び」と題して教務部長の先生から説明がありました。
印象に残った内容は以下の点。

◆◆◆

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教務部長先生

本校の教育課程における基本理念はリベラルアーツ(教養主義)です。

リベラルアーツとは、中世以降に西欧の大学で重視されてきた「自由学芸」の7科目であるとのこと。

具体的には、「文法」「修辞学(レトリック)」「論理」「算術」「幾何学」「天文学」「音楽」。

◆◆◆

レレパパ
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「修辞学」が含まれていることが印象的です。僕は社会人にとって「修辞学」は必須のスキルだと思っているのですが、日本の教育ではあまり重視されていないように思えていたので、フェリスでは重視していると聞いて感銘を受けました。
国語の入試問題に長文の記述があることにも繋がっているのでしょうか。

④ 進路指導

続いて、「進路指導」と題して進路指導部長の先生から説明がありました。
印象に残った内容は以下の点。

◆◆◆

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進路指導部長先生

自分を知り、世界を知り、志を持つように指導します。

生徒一人一人が大人になったときに喜びを感じることができるような進路指導を行っているとのこと。

進学校であるにも関わらず、「東大合格が何人」などという言葉が一言もなかったことに驚きました。

自分の目標が明確になれば、(大学での学びが必要な目標であれば)自然と学業に専念するようになる、ということなのだと理解しました。

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レレパパ
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ジブリ映画「耳をすませば」で、勉強に身が入らなかった月島雫が、「小説を書きたい!」という自分の目標を認識し、「そのためには今は勉強する必要がある!」と思い至ったシーンを連想しました。

⑤ 生徒指導

続いて、「生徒指導」と題して、校長先生、校長補佐の先生、生徒指導部長の先生の鼎談形式での説明がありました。
印象に残った内容は以下の点。

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生徒指導部長先生

生徒の意見からスラックスが導入されました。

投書箱が置かれていて、生徒からの投書を生徒会が検討した上で学校側と相談するそうです。

制服のスラックス導入も、「他校が導入しているから」とか「そういう時代だから」とかという理由ではなく、生徒からの意見があったから導入されたという経緯があるそうです。

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生徒指導部長先生

高校2年生になって部長などになる生徒に対して、リーダーズキャンプを行っています。

チームの幹部として、どのような自覚を持つべきか?などの話をするそうです。

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校長補佐先生

教員室の入り口はいつも開いていて、生徒が自由に出入りしています。

生徒は先生に色々な相談をするために教員室に出入りしているそうです。

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校長先生

生徒たちに聞くと、「意見の違いをお互いに認め合う風土」がフェリスの良いところだと答える子が多くいます。

上記の【② キリスト教に基づく教育】で宗教部長の先生がおっしゃっていた「人とは違う意見であってもそれを発言し、受け入れられるという経験が重要」という話と共通していると思いました。

◆◆◆

レレパパ
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失礼ながら「フェリスは放任」というイメージを持っていましたが、そうではなくて「先生は生徒の管理者ではなく相談相手」といった方が正しそうだと思いました。

⑥ 2023年入学試験

続いて、「2023年入学試験」と題して入試委員長の先生から説明がありました。
印象に残った内容は以下の点。

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入試委員長先生

入試では、「フェリスでの学び」の準備ができているか否かを問います。

「フェリスでの学び」とは、単に知識を記憶するのではなく、基礎的な知識に基づいて自ら考えるといった知的好奇心を満足させるような学びだそうです。

◆◆◆

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入試委員長先生

筆記試験の点数だけでなく、人物考査・出願書類を「総合的に判断」して合否判定を行っています。

今年度も面接は行いませんが、「総合的に判断」という趣旨は変わらないそうです。

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レレパパ
レレパパ

だとすると、人物考査や出願書類は「フェリスの学び」を意識した内容であることが好ましいように思います。

⑦ 2023年入学試験出願ガイド

続いて、「2023年入学試験出願ガイド」と題するスライドの上映がありました。
音声はなく、内容は募集要項などと同じなので詳細は割愛します。
◆◆◆

レレパパ
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注意点としては、出願には「書類上の手続き」と「Web上の手続き」の両方が必要のようです。「書類上の手続き」は【郵送】により行います。

⑧ フェリスの1年スライドショー

最後に、「フェリスの1年スライドショー」と題するスライドの上映がありました。
フェリスでの授業や行事の様子を写した写真が紹介されていました。
こちらも詳細は割愛します。

◆◆◆

レレパパ
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伝統校らしさを感じさせる素敵な学校だと思いました。

まとめ

レレパパ
レレパパ

一貫して「For Others」の教育理念と「キリスト教信仰」「学問の尊重」「まことの自由の追求」の教育方針が貫かれていると思いました。
これらの理念・方針が、ただのお題目ではなく、個々の教育上の施策と論理的に対応している印象を持ちました。
また、「フェリスは放任」ということではなく、「生徒を子供扱いしていない」というイメージを持ちました。

妻

学校のホームページで聞けるけど、校歌も素敵だね。

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Posted by lelepapa