【効率的な勉強】本当にムリ・ムダ・ムラは敵か?
パパ塾挑戦中、ウクレレ大好きレレパパです。
よく、ムリ・ムダ・ムラを無くせっていうよね。
※本記事の作成時点:長女(小3)、次女(年長)
経営工学とかの分野では、「ムリ・ムダ・ムラを無くせ」ということがよく言われます。
勉強でも、ムリ・ムダ・ムラを無くすべきなのでしょうか?
僕の考えはNO(ムリ・ムダ・ムラは必要)です。
以下、完全に僕の主観です。
ムリ・ムダ・ムラとは?
まずは言葉を定義しましょう。
経営工学などの分野で一般的に認識されている(と僕が思っている)定義を紹介します。
僕は経営工学の専門家ではないので、認識に間違いがあっても大目にみてください!
テヘペロってか?w
ムリとは?
「ムリ」とは、生産能力の限界を超えたノルマを設定することです。
例えば、労働者が1日に100個の製品を作れるとして、1日に150個の製品を作るようにノルマを設定したら、それは「ムリ」になります。
中学受験で言えば、その子が取り組める限界の質/量を超えた課題を与えること。
ムダとは?
「ムダ」とは、生産能力の限界を下回るノルマを設定することです。
例えば、労働者が1日に100個の製品を作れるとして、1日に50個の製品を作るようにノルマを設定したら、それは「ムダ」になります。
中学受験で言えば、その子が取り組める限界の質/量を下回る課題を与えること。
ムラとは?
「ムラ」とは、設定されるノルマがムリとムダとの間で変動することです。
例えば、労働者が1日に100個の製品を作れるとして、昨日は1日に150個の製品を作るようにノルマが設定され、今日は1日に50の製品を作るようにノルマが設定されたら、それは「ムラ」になります。
工場を考えると……
工場であれば、その工場を最大効率で稼働させるには、ムリ・ムダ・ムラを無くすことが重要です。
労働者が常に限界ギリギリのペースで製品を作り続けることで、最大の生産量を実現できるからです。
受験勉強でもムリ・ムダ・ムラを無くすべきか?
では、小学生も、常に限界ギリギリの課題を与え続ければ最大のパフォーマンスを発揮してくれるのでしょうか?
それは違うと思っています。
「ムリ」を無くすべきではない理由
一見すると、「ムリ」は無くした方が良いようにも思えます。
ですが、工場の生産能力とは違い、主体は子供(人間)です。
それまでの限界を超えたところに敢えて目標を設定することで、チャレンジする気持ちを刺激する必要もあると思います。
結果的に目標を達成することができなかったとしても、子供の内面的な成長を促すことができれば、それはそれで成果といえるのではないでしょうか。
あくまで「もうちょっと頑張れば手が届く目標」にすることが大切だと思います!
「ムダ」を無くすべきではない理由
モチベーションを常に高く維持し続けることは(小学生に限らず)人間には不可能です。
会社で働く大人だって、朝の始業時から夕方の終業時まで一瞬たりとも気を抜かずに全力で仕事を続けることは不可能です。
敢えて楽にこなせるタスクを織り交ぜることで、気分転換やモチベーションの維持を図った方が良いと思います。
というわけで、「ムラ」も無くせません
このように「ムリ」も「ムダ」も無くせないということは、必然的に「ムラ」が発生することになります。
僕が思う、ベストな課題の与え方
というわけで、僕がベストだと思うのは、以下の状態です。
◆ その子が取り組める限界の質/量を少しだけ超えた課題(ちょっとだけムリ)
◆ その子が取り組める限界の質/量を下回る課題(ムダ)
◆ これらの「ちょっとだけムリ」と「ムダ」との間を行ったり来たりする(ムラ)
レレパパ、自分の仕事では「ムダ」ばっかりじゃない?w
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